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6月 校内研修
平成27年6月15日(月) 定例校内研修 | |
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今日は6月の校内研修を行いました。午前中は3年4組,5年1組,5年5組がそれぞれ算数の授業を公開。3年生はかけ算の筆算の原理を深く学ぶための課題に取り組んでいました。異なる3つの数字を使って,積が最も大きくなる組合せにはどのような法則があるのかを見つけるというものです。子どもたちは実際に数字を設定して筆算をしてみることで,ある一定のきまりがあることに気付いていきます。計算の答えがわかっても,その根拠や理由を誰かに伝えるというミッションがあることで子どもたちはより明解な説明を考え続けていました。5年1組では,多角形の性質について,三角形の内角を利用して考える授業を行っていました。360度という角度と三角形の内角のひとつがどのような関係にあるのか,実際に紙を切り抜いた図形を並べながら考える子ども。ある点を中心に三角形を並べていったときに,全くすき間なく敷き詰めることの意味をわり算で考えている子ども。図形について考えるといっても,それに関わる算数的な考え方を次々に駆使している様子が伺えました。5年5組では,六角堂に敷き詰められた台形の畳のそれぞれの内角の大きさを求める問題でした。三角形の内角の和についてまだ学習していない5年生ですが,正三角形の内角の一つが60度であることを突き止めたり,台形から長方形に変形して考えたりしている様子が見られました。午後の4年3組の社会は「水はどこから」という単元の導入でした。校舎内の蛇口が300個以上あることを知って驚く子どもたち。それら全ての蛇口から絶え間なく出てくる水はどこからくるのだろうか,という疑問がでてきます。ひとしきり資料集などで水が学校まで届く道筋を調べた後,実際に水道の水をペットボトルに汲んできて,先生が川から汲んできた泥水と比較しました。利根川や霞ヶ浦の水がどうして飲める水になって学校まで届くのだろう。これから予定している浄水場見学などを経て,子どもたちはその仕組みを解明することでしょう。今日公開されたどの学級でも,個人としての探究をベースとしながらも,必要なときにはいつでも友だちに尋ねたり相談したりできるシステムを取り入れていました。学びを通して友だちと関わり合い,友だちから認められる。そのようにして,学び合う学級集団,互いに支え合う学級集団をつくっていきたいと考えています。講師の根本光子先生には,今年度もまた原点に戻って授業づくり・学校づくりをしていく必要性をお話しいただきました。また,岩手県奥州市の教育委員会や小学校の先生方,埼玉県幸手市の小学校の先生方,市内の教育委員会や小学校の先生方にも参観していただき,感想やご意見をいただきました。ありがとうございました。 |